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アンティーク 明治〜大正期 里帰り薩摩ボタンのブローチ
明治後半から大正期の、薩摩焼きのブローチです。明治にはいり日本は殖産興業のため、さまざまな工芸品を欧米に輸出しました。薩摩焼きもそのひとつ。産地も本場薩摩だけでなく、横浜、金沢、各地から技巧をこらした素晴らしい薩摩焼きが多数輸出されておりました。
小物の中で人気だったのが、大小とりどりの陶器のボタン。ボタンそのままだけでなく、このお品のように裏に金具を装着してブローチにしたものも人気だったようです。
ボタンの飛び出した糸通し部を覆っているため、裏金は緩くカーブし、焼き物のカーブと相まって全体にコロンとした佇まいです。
裏金の材質は不明。真鍮のような色ですが、8金や9金の可能性もあると思います。またピン金具はこちらも色や質感から12から14金ではないかと考えます。
受け金具の足元に、薩摩焼きの釜じるし、小さな丸に十字が押されています。
古いものなので、ピン金具の造りが素朴です。
ピンも長くて先が鋭いので、お使いの際はお気をつけくださいませ。
薩摩焼
金属刻印なし
径約 4.7センチ