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アンティーク 梧竹作 鯨歯カービング南蛮船の帯留め
昭和初期ころのものでしょう。
マッコウ鯨の歯をカービングした、南蛮船の帯留めです。
梧竹と銘あり。戦争をはさんで昭和初期から中期にかけて、象牙を主な素材として帯留めや根付けを作っていた人気の作家さんです。
こちらの素材は マッコウ鯨の歯。マッコウには外皮と芯の二層構造があるのが特徴です。
外皮部分は象牙によく似た白い色ですが、象牙のような繊維状の網目が無く、かつ内側の芯部分はミルクティーのようなわずかにベージュがかった、より硬い材質になっています。こちらのお品の大帆部を見て見ていただくと、色の変わり目が出ているのが分かると思います。
象牙に似た素材としては安価な鹿角もありますが、マッコウ鯨の歯は当時から比較的高価な素材で、その硬さから加工は象牙より難しかったそうです。
材質の高級さにおいては象牙に敵いませんが、流通数は象牙ほどに多くないので、今となっては意外に希少かと思います。
こちらはデザイン的にはシンプルで、帆の数こそ少ないものの、はしごやロープの細部までしっかりと彫り込まれ、舳先には錨まで作り込む凝りようです。
また先述の通り、風を受け膨らんだ大帆に現れた色味の変化により、お品ものに一層の立体感が出ていますね。
ふっくらと浮かび上がる白い姿は、アンティーク帯の華やかさにも負けず、パッと目を惹きます。
紐通し部に薄いニュウがありますが、浅い傷なのでそこから割れてくる心配はないと思います。
アンティークとしては良いコンディションです。
マッコウクジラの歯
横5.1センチ
三分紐用(房の無い平打ちに限る)