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アンティーク 菱の菊爪アップルグリーン翡翠のリング
大正から昭和初期のものと思われます。
18金に天然翡翠をあしらった、繊細なリングです。
すうっと細長い姿が儚げで美しいですね。
戦前の日本女性は、こうした小さな繊細なものを好んだようです。貴金属品がかなり高価だったのと、西洋のように宝飾品で身を飾る歴史がまだ浅かったためもあるかと思います。
こちらの指輪、繊細な菊爪になっていますが、菱形のシェイプは珍しいですね。翡翠はきれいなアップルグリーンの色で、これも意外に珍しいかと思います。深いグリーンの翡翠はもちろん綺麗ですが、この色はまた特別に爽やかで綺麗ですね。
さらに興味深いのは、こちらの翡翠は裏側を見ると、糸を通すような小さな穴が二つ穿たれています。
おそらくですが、当時関わりの深い 清朝、民国あたりの装飾品に用いられたパーツが日本に入り、指輪の石として再利用されたのではないでしょうか。わたしは以前にもそんなお品を扱ったことがあります。
翡翠には天然無着色(古い石には浸潤などの加工はありません)の、ソーティングメモをおつけします。
マウントにやや不整形な面がありますが、戦後のキャスト枠の量産品にはない、職人さんの手仕事ゆえの素朴さを味わっていただきたいです。
翡翠はデリケートな石なので、強い洗浄がかけられません。そのため細部にすすけなどが残りますがご容赦ください。
金属部に薄いスレ、爪裏にすすけなどはありますが、石に傷みなくアンティークとしてはよいコンディションのお品です。
天然翡翠 ソーティングメモあり。
リングサイズ17号(大きいのでご注意。サイズ直し承ります)
翡翠縦12.5ミリ
トップ長さ15.3ミリ
刻印 k18陽刻
※サイズ直し承ります。
4000円より。必要期間は約2週間。
ご購入後にお手配します。