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アンティーク 山梨水晶インタリオの帯留め
戦前のお品です。オーバルにカットした水晶に、流水に泳ぐ鯉が裏彫りされた美しい帯留めです。
水晶はすこし厚みをだしたオーバルカットで、その厚みのために、あたかも表面張力で膨らんだ水面ごしに鯉を眺めているような雰囲気です。
フレームはサンプラのような合金。デザインをじゃましないよう細くつくられていますが、見た目の華奢さに反して、意外にしっかりしていて安心感があります。
この頃の水晶は今と違ってほとんど甲州産のものが出回っていました。地元の職人さんが研磨や裏彫りしている姿を想像するのも楽しいですね。
※画像では、彫りが分かりやすいよう帯留めの後ろ側に紐を通さずに撮影しています。実際にお使いになるときにはせっかくの鯉が沈んでしまわないよう、すこし工夫が必要です。あらかじめご了承ください。
裏側に点傷あり、金具にろう付け変色あり。
他にはとくに傷みなく、コンディションのよいお品です。
水晶、合金
横5.7センチ、縦3.3センチ、
三分紐用（画像の紐は付きません）
