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ヴィンテージ 被せガラスのグラス&ソーサーセット
戦前から作られている被せガラスですが、こちらは昭和30から40年ころのお品です。
戦前のガラスと戦後のガラスとなかなか区別は難しいですが、幸いこちらはオリジナルの箱のまま保存されていましたので、前後の品と知れます。
格子の化粧紙を使ったケース、松屋の栞は、いかにも昭和中期。しかも箱の中で大半が薄紙につつまれた状態で、時が止まったように出てきました。
古いガラスを扱ったことのある方はご存知かと思いますが、長期保管によりガラスに含まれる成分が変質し、薄く曇った状態になることがあります。こうなるとほぼ、完璧にクリアな状態には戻らないと思います。
まったく手付かずで出てきたお品ですが、残念ながらこちらのお品にもそうした薄い曇りがみられます。ただごく薄いものなので、美観的にも差し支えないのではないかと思います。
またいくつかの口縁や胴部のカットエッジに微細な当たりがあります。こちらもごく僅かなのであまり気にならないかと。
ソーサーはコップの受け皿ですが、単独の小皿として使うのもいいですね。
よく見るとガラスの内部のあちこちに、小さな気泡が。現代の製品ですと規格外ではじかれてしまうのでしょうが、当時のお品ではおおらかに見え、かえって好感が持てますね。
コップ高さ10センチ、口径6センチ、
ソーサー径10センチ
未使用長期保管品ですが、わずかな曇りあり、わずかなアタリあり。全体的には悪くないコンディションです。
※紙ケースには一部傷みがあります。