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大正から昭和初期 松屋銀座 銀三色鍛造シガレットケース
大正から昭和初頭ころのものと思われます。古い銀の煙草ケースです。
銀、素銅、赤銅の三色の地がねを板状に鍛造し、さらに丁寧に打ち出してケースに成形しました。鍛造一枚板なので象嵌と違い内側も同じ文様です。
仁丹入れなどの小さいケースにしばしば見られる技法ですが、かなり手がかかるので煙草ケースのように大きさのあるものは珍しいと思います。
本体に材質に関する刻印はありませんが、開閉の金具に小さな刻印があります。最初わからなかったのですが、丸に小さなツルの、松屋のシンボル松鶴マークでございました。
銀特有の黒ずみ、すすけあり。
さすがに内側のゴムは柔軟性を失っていますが、
東京銀座松屋のオリジナルケースに入って、かなり希少なコンディションです。
銀、素銅、赤銅(銅と金の合金で黒くなります)
横8.5センチ、縦8センチ、厚み約0.9センチ
松屋の鶴印の陰刻あり