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SOLD OUT
アンティーク 昭和5年 白珊瑚の牡丹帯留め
三越にて販売された、18金台に大きな白珊瑚のりっぱな帯留めです。
オリジナルケースのまま90年ほども保管されていましたが、ご縁があってわたしの手元にやってきました。
18金台、珍しく刻印が五種類も打たれ、とりわけ製作年がはっきりわかる印がある貴重なお品です。
大蔵省の検定印 日の丸に、18金を表す750。販売もとの三越印。楕円にCYは製造所印でしょうか。さらに昭和5年製造を示す カタカナのイ があるところがこちらの貴重なところ。
製作年をあらわすカタカナ表記は、昭和4年のアから始まり、年次 イ、ウ と続きましたが、なぜかそれ以降使われることはありませんでした。なので残っているお品は非常に少なく、資料としても貴重です。
紐に付属の金具もきちんと18金。k18の刻印があります。裏金の金もしっかりした作りで、かなりの金の使用量になると思います。
やや素朴な彫りですが肉厚でぽってりした白珊瑚に、オリジナルの時代紐の鮮やかなピングが非常に映えます。
紐には部分的に経年の毛羽立ちがありますが、使用する上での強度に問題はありません。
時代とともにオリジナルの状態で出てくるものは減ってきます。貴重なお品をこの機会にどうぞ。
