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アンティーク SPNあこや真珠と合成石の帯留め
大正から昭和初期のものでしょう。
センターに曲面カットをほどこした合成石、両脇にあこや本真珠をあしらった美しい帯留めです。
帯留め持ち味の横長に、菱形カーブとアラベスク紋様を気組み合わせた、なんともオリエンタルな雰囲気です。
合金部分には繊細な毛彫りと輪郭すべてを埋める緻密なミル。横にすると、台座のゆるやかな波のような透かしが可愛らしく、また、台座と装飾部の継ぎ目が見えることで、さらに職人さんの仕事を感じることができます。
こちらには金属刻印はありませんが、地金商で調べてもらったところ、ニッケル多めの合金とわかりましたので、ニッケル系合金の サンプラチナ でくくらせていただきました。
こういった合金は、金やプラチナなどの貴金属の代用品として開発されたものではありますが、単に安価な金属として使われただけでなく、戦時の制約などから貴金属が使えずやむを得ず、という面もあったかと思います。
皆さんそうお感じになっているでしょうが、貴金属でなくても、優れた細工、優れたデザインのものがたくさんありますよね。非常に興味深いです。
横5.3センチ、縦1.5センチ。
ニッケル系合金
合成石、あこや本真珠(6ミリ、7ミリ)
三分紐用
ろう付け痕の変色、時代なりの古び感はありますが、他に傷みなく、アンティークとしてはとても美しいお品です。